コーラのレシピ保管所

コカ・コーラは飲料水の中でも有名なヒット作であり、世界中で親しまれている。

1886年5月にジョージア州アトランタで産声を上げ、130年以上経った今でも

伝統の味を守り続けている。一体どんなレシピなのだろうか。

 

実はコカ・コーラのレシピはこの世界にただ一枚しかないと言われている。

 

そしてその記された紙はコーラ発祥地にあるワールド・オブ・コカ・コーラ博物館の

保管庫に厳重管理されているのだ。

 

コカ・コーラは元々、ジョン・ペンバートンという薬剤師がコーラの実やコカの葉を配合してつくったものである。

 

彼は薬局で頭痛解消や疲労回復用の健康ドリンクとして売り始め、そのうちソーダで割ったものを一杯5セントで売り出した。飲みやすく甘い香りのするその炭酸飲料は

次第にヒットし、たちまち人気者となった。

 

その後1888年に薬剤の販売や製造をしていたエイサ・キャンドラーに引き継がれ、

コカ・コーラ社を設立して大々的に宣伝を行った。

 

こうしてコカ・コーラは僅か数年でアメリカ全州で飲まれる有名商品となった。当然、

ライバル社のコピー商品が出される可能性があるため、エイサ・キャンドラー氏は

製造特許を取得し、商標登録までした徹底ぶりだ。

 

このように代々その製法をトップシークレットとし、詳細を知るのは重役2名だけしか

いないとされる。さらに万一の事故で1名が生き残るために2人が同じ飛行機に搭乗しないという噂まで囁かれているのである。果たしてこれは単なる都市伝説なのか。